DETOUR AHEAD

If you don't know where you are going, any road will lead you there.

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04.10.07.




今朝は昨日より体調がいい。天気もさらにいい。ということで朝から旧市街を見下ろすスルジ山に登る。以前街から山頂をつないでいたロープウェーは戦争で破壊され、今は歩いて登るほかにない。観光のひとつの要所だった山頂には破壊されたままのロープウェーの駅が残されている。旧市街から登ること一時間。道は白くて大きな石のくねくね道で途中に木陰がまったくない!肌に焼け付く陽射し・・・暑い、暑すぎる。まるで太陽に向かって飛んでいく虫になった気分です。大汗かいてやっとたどり着いた山頂からはアドリア海とそこに浮かぶ島々が一望できて最高。

けれどそこはなんだか時間が止まってしまったような、そんな場所だった。照りつける太陽の下にひっそりとたたずむ廃墟。地上を吹き渡る風すらそこでは止まってしまったようだ。物音ひとつしない。山はまるで黙りこくってしまった。眼下に見える街のにぎやかさがまるで嘘のよう。小さな黄色い花が、コンクリートの裂け目に咲いている。飛び交う蝶は、戦争の遠い記憶をどこに埋めただろうか。錆びた銃弾の痕。傷は癒えていない。「人は銃弾一発で死ぬ。」そんな言葉がふいに現実的な様相を持って迫ってくる。





山の頂に掲げられた十字架。それは街を見下ろしているのではなく、空に向かって祈っているようにみえた。





山を降りて街をぶらぶらし、またビーチへ向かう。日焼けした肌が火照っている。ドゥブロブニクの街はピンク色に染まり、燃えるように大きな太陽が海に沈んでいく。海は何を見ただろう。

悲しみは、波にさらわれていくだろうか。






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  1. 2007/10/27(土) 22:27:39|
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